【めばえ村開村から現在まで】
ひと昔前までは、ご実家や田舎が農家で、田植えや稲刈りなどを経験しているお父さまお母さまがたくさんいましたが、現在ではお子さまと同様に、農業経験のない保護者さまが、ほとんどとなりました。
めばえっこが農業活動から帰ってきて、お家でお話しを聞かされても、お便り帳やホームページで画像を見ても、現代の保護者さまにとって、その楽しさを深く共有することは難しいようですね。
そして何より知っていただきたいのは、田植えの後のあぜ道で、小さな冒険の帰り道で、腹ぺこになって食べるおむすびが、とびきりおいしいこと!
園児だけで行う農業活動だった頃、園長がある保護者から「めばえっこや先生たちがうらやましい。私も田植えや稲刈りをしてみたいです。」と言われました。
それから随分と時間がかかりましたが、平成26年に懇意の農家さまから、田んぼを含む土地(約1,000㎡)を、園長の個人名義で購入させていただきました。
開村にむけて、まずは荒れ果てた田んぼの再生と倒壊の恐れのある古民家の解体など、めばえっこが安全に活動できる環境を目指して開拓してきました。
平成27年4月、めばえ村の運営権を園長個人から園に委譲。開村のお披露目と第一回のどろんこ田植えを、めばえっこ・保護者・職員で開催いたしました!
開村に至るまでには、農地再生指導や水路の補修工事、近隣の農家さま、JA佐伯さま、土木業者さまから、多大なご協力をいただきましたことを、改めて感謝申し上げます。
平成30年には田んぼを2面に拡張するなど、めばえ村の開拓は、まだまだ現在進行形ですが、今ではめばえっこのお父さまお母さまが開拓の中心となっているようです(園長はだんだん肩身が狭くなっています)。
もち米を育てるために開拓してきためばえ村ですが、本当に育ててきたものは、めばえっこ、お父さま、お母さま、地域住民の方々、そして職員たちの‶絆〟だったと感じています。
昔話はさておき、簡潔に。
めばえっこの合言葉は【くうねるあそぼ!】です!
お父さまお母さまも、めばえっこと一緒にどろんこになって遊びましょう!腹ぺこになっておむすびを食べましょう!
そして、ぐっすり眠りましょう! ね。